『食事を作る』部分は調理師が仕切っているところも多いですよね。
働くうえでやる気にも直結する、重要な人間関係。
今回はたびたび問題になる、栄養士と調理師の関係を良好に保つためのポイントを見ていきたいと思います。
調理師の気質・年齢を理解する
この業界は食事を作る=年配の女性が多い職場です。
昭和を乗り越え幾千もの理不尽や我慢をしてきたマダム様達。長年の経験と自信があり
病院調理師というプライドを持っています。
人にも自分にも厳しく、人間関係は体育会系。ついて来れなければおわりという意識が高いです。
そのことによって新人さんが付いていけず、自分たちの勤務が激務になり首を絞めてしまうのですが、
調理師さんは基本的に何事もストイック傾向です。
栄養士が辞める職場になっていないか
前述のとおり、調理師がキツイ職場ではそこに関わる栄養士も影響を受けます。
栄養士は厨房に入ることも多いため、良好な関係を築けなくては栄養士も辞めてしまいます。
そして在籍の長い栄養士がいない環境は、調理師の方が在籍が長いという環境になり、栄養士が調理師に強く出られないという状況を生み出します。
そうなってしまっては衛生環境も悪くなってしまったり、秩序が乱れたりして栄養士が続かないという悪循環が起こります。
また、厨房という特性上、外からの目が届きにくく、風通しの悪い環境であるといえます。
調理師が嫌う事をしない
始業時間に厳しい
調理師さんは朝早くから夜遅くまでハードなシフト制で動いています。
時間にシビアで早め早めの行動をしたがる事から、始業時間の15分前に来る事は当たり前という認識になっています。
また、先輩より遅く来ることはご法度・・・嫌われる要因になってしまいます。
悪口や愚痴を言わない
ベテラン調理師軍団には確固たる絆がありますので、輪を乱すものが居れば排除しにかかります。
新人やまだ仲良くなってもいない内に悪口や愚痴を言っている事が伝わると、調理師内で共有され、倍返しで自分に返ってきます。
真剣に取り組んでいる人が好き
調理師さんは向上心があって、分からない所はすぐ質問するなど勉強熱心な人が好きです。
分からないところをそのままに適当にやるとすぐさまその情報は共有され嫌われてしまいます。
まとめ『調理師と(管理)栄養士がうまくやるコツ』
1、調理師の気質・年齢を理解する
2、栄養士が辞める職場になっていないか
3、調理師が嫌う事をしない
人の目の届きにくい閉鎖的な厨房で、時間に追われながら仕事の責任もある給食提供。
調理師のプライドがあるということはおいしい食事を提供できるという事にも繋がります。
気難しい方でも味方につけてしまえば心強いものです。以上の3点に気を付けて良好な関係を作りましょう。
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