今回は私の職業、栄養士の仕事について書こうと思います。
栄養士課程の学校を卒業して最初に就職したのは委託給食会社です。配属は地元の500床を超える大きな病院でした。
委託会社で働くってどうなのか、また配属先が病院の場合どんな事をするのか、その時の様子をまとめたいと思います。
また、のちに私は栄養士から管理栄養士にステップアップしたのでそれぞれで働いて分かった違いも今後記事にしたいと思います。
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委託会社の入社時
入社式にはたくさんの同期がいました。委託会社は提携先を全国に持っているので、エリアごとに分けられ事業所に配属されます。
同じ仲間がたくさんいたので心強かったです。研修もしっかりしており、マナーや衛生についての講習がきちんとされていました。
配属エリアは希望を出すことができ、考慮してくれます。私は同期の子１人と同じ病院に配属されることになりました。
委託栄養士の１日スケジュール例
私が配属された病院では「調理」などの現場がメインの仕事でした。近年の人手不足により、今はクックチル方式（レトルトになったもの）で手作りする事業所もグッと減ってしまっているようですが、この病院は手作りで提供していました。
以下1日のスケジュール(例)です。
| 5:30 | 出社、着替え、食事の変更処理 |
| 6:00 | 現場の手伝い(盛り付け等) |
| 7:30 | 食事トレーのチェック、出膳、片付け |
| 8:30~ | 納品を受ける、食事の変更、発注、掃除、現場手伝い、事務処理 等 |
| 12:30 | 昼休憩 |
| 13:30 | おやつ作り、おやつチェック |
| 14:30 | 終了、着替え |
こんな感じで、ここに月1回ミニ衛生講習を調理員さん全員とやったり、土日祝には病院管理栄養士さんの代わりに病院事務をしたりなどしていました。献立作成は病院の管理栄養士さんがしておられましたが、禁止食やアレルギー対応の注意書きは委託栄養士が献立に書き込んでいました。早番は5:30から、遅番は10:30から、土日祝、盆正月など関係無しでシフト制で動いていました。
【委託栄養士の良かった点】
- 厨房がメインなので調理を身近で学べる。病院だったため療養食として糖尿病、腎臓病、術後食、様々な病態の方に何を出せばいいのか食事内容が分かる。展開食を学べる。
- 全国に提携事業所を持っているため、住む場所が変わっても続けやすい
- 求人がたくさん出ている
- 検食として昼食費が浮く事もある
- マネージャークラスに若くしてなれる（管理栄養士取得は必須）
【委託栄養士の悪かった点】
- 生活が不規則になる（配属先が自宅から遠く、通っていたので遅番で21:00帰宅し翌日早番5:30から仕事などよくやってたなと…；）
- まわりの友達などと休みが合わない
- どこも人手不足でハード、残業も多い
- 病棟に上がったりすることは配膳・下膳時くらいでほぼない。食べている人を見れない
- 人手不足により、１人で複数の事業所に勤務する事もある
- 調理員さんや事業所の管理栄養士との板挟みになりやすい
【まとめ】病院委託栄養士の仕事について
事業所によって、本当にやる事は様々で一概に委託栄養士の仕事はコレとは言えないですが、本当に忙しくしていることが多いです。実際に、事業所によっては休みがとれず「20連勤だ…。」と私の同期は言っていましたし、多分10年経って残っている同期は1人しか知りません。（その方も今はどうしているか）
しかし、いい点として調理に強くなりますし、ステップアップして管理栄養士を目指すときに現場を知っている事は強みになります。全国で働けるのは強いですし、衛生管理の指導がしっっっかりしているのも委託会社の特徴です。
反対に忙しい故に仕事中心の生活になりやすいのはネックだと思いました。
続けられるかは配属先のアタリハズレによる部分も大きいですが、私としては管理栄養士ステップアップ前の下積みに委託会社で働くことはおすすめだと思います。
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